東工大生 Before After

東工大生 Before After メインビジュアル東工大生 Before After メインビジュアル

思い描いたキャンパスライフ。いま、こうなってます。

最先端の研究や文理の枠を超えた学びから、多くの刺激を得られる東工大。今回は東工大広報サポーターの7人の皆さんに、入学前に思い描いたキャンパスライフが入学後の学びや経験を通じて、どのように変化したかを聞きました。

H.T.さん 工学院 学士課程1年

Before 量子コンピュータを研究したい

After 文理の学びを生かして研究を深めたい

本のイラスト

「文系」「理系」の枠を越えた学びに出会い、多角的な視点を研究に生かそうと決意。

高校生の頃は量子コンピュータや経営工学など工学系のことについて幅広く学びたいと考え、多彩な研究が行われている東工大へ進学しました。入学してから特に驚いたのは、文系科目の充実度。今では社会科学系の研究会に所属し、いわゆる「文系」の学びにも積極的に取り組んでいます。また、さまざまな学生や研究者と交流する中で自分の意見が相対化され、物事を多面的・批判的に考えられるようになりました。今後は文理にとらわれず関心のある分野を学び、留学などの経験も積んで、培われた視点を新たな研究につなげたいと考えています。

E.F.さん 生命理工学院 学士課程1年

Before 生物・化学の学びに打ち込みたい

After 多様な人々と交流し視野を広げたい

医療機器のイラスト

医療に対する熱意を持ち続けながら、多様な人々との交流を通して視野を広げる。

中学時代に病気で1年間入院生活を送っており、さまざまな医療従事者にお世話になった経験から医学に貢献したいと考えるように。その後、生命現象への理解を深めるべく東工大の生命理工学院へ進みました。入学するまでは生物・化学を始めとする理系の学びだけに打ち込む環境だと考えていましたが、文系科目の豊富さを知ってその印象は一変。1年次の必修科目は全学院を横断する「ユニット」単位で行われるため、専門分野の壁を越えて交流できたことも良い経験になりました。これからは病気を扱う研究室への配属を目指して勉強しつつ、課外活動にも力を入れて交友関係を広げたいです。

S.T.さん 環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程2年

Before 海外でエンジニアとして働きたい

After 海外で環境問題を研究したい

地球を持つ手のイラスト

海外に行く目的が明確に。Taki Plazaでの学生の交流促進にも力を注ぐ。

エンジニアとして海外で働きたいという夢がありましたが、環境問題の解決にも興味があり、幅広い知識を学ぶため環境・社会理工学院に入学しました。入学後、学内で出会う留学生たちは、日本に来た理由や将来の目標をとても具体的に語ります。自分の夢がいかに曖昧なものであるか気付き、なぜ海外に行きたいのか真剣に考えるようになりました。そして、環境問題についてより先進的な研究に取り組む海外の大学で学びたいという目標が見つかったんです。一方で、学生交流施設Taki Plazaで開催するイベントの企画運営にも積極的に関わり、多くの東工大生が交流できる場にしたいというもう1つの目標もできました。

W.A.さん 環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程4年

Before 教育現場にe-learningの活用法を示したい

After 納得できる研究成果をもって大学院へ

植物のイラスト

沖縄マングローブ生態系という、情熱を注げられる研究テーマに出会えた。

高校時代に留学したアメリカでは、アクティブラーニングのツールとして既にe-learningが普及していました。経営工学系の模擬授業で“芸術の数値化”に関する講義を受けた際、e-learningの効果を数値化し、国内の教育現場での活用法を示せる可能性を感じて、この大学で学びたいと思ったんです。入学後、数学や実験だけでなく部活や文化祭にも夢中になっている友達と過ごすうちに、優等生的な角がとれて、水泳や学勢調査、留学、研究など好奇心のまま主体的に行動するように。そんな中で、これだ!と思える研究テーマに出会えました。今は、学士課程のうちにできる範囲の研究をやり切り、自信をもって大学院に進みたいと考えています。

T.S.さん 理学院 物理学系 修士課程1年

Before 優秀な仲間と共に学び、海外経験を積みたい

After チャンスを逃さず、自分の可能性を広げたい

地球儀のイラスト

東工大でしか得られないチャンスをつかみ、多様な経験を積み重ねていきたい。

より自分を高められる環境に身を置こうと、他大学から東工大大学院に進学。海外経験を積みたいという目標の達成に向けて、国際交流が盛んな研究室で活動しています。入学して半年の間に、フランスのサマースクールへの参加や国際会議での発表などの機会に恵まれました。座学中心だった学部時代の学びと異なり、大学院では主体的な行動と挑戦する意欲が求められていると感じます。挑戦には不安がつきものですが、東工大に来たからこそのチャンスだと捉え、貪欲に挑んでいます。そして、やり遂げるごとに徐々に自信がついてきました。今後もチャレンジを続け、自分の可能性を広げていきたいです。

Y.H.さん 環境・社会理工学院 建築学系 学士課程2年

Before 何がなんでも東工大で学びたい

After 大好きな建築の学びをさらに深めたい

ビル群のイラスト

誰かと競い合うのをやめたら、自分のペースで学べるようになった。

オープンキャンパスで東工大立志プロジェクトの模擬授業に参加した際、率直に意見を交わせるオープンな雰囲気が心地よくて、この大学で学びたいという思いが強くなりました。キャンパスで過ごす自分の姿を想像してはわくわくしたものです。しかし、その前に入試という競争を乗り越えなければならず、必死に勉強する日々が続きました。晴れて入学してからは、「優秀な仲間たちと影響し合いながら、周りを気にせず自分なりに頑張ろう」と、大好きな建築をのびのびと学んでいます。今はこの恵まれた環境にいられることに感謝しつつ、大学院にも進み、さらに学修・研究を深めたいと考えています。

O.M.さん 生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年

Before とにかく早く新薬の開発研究に携わりたい

After 博士後期課程で高い研究スキルを身に付けたい

薬のイラスト

微生物が働く仕組みを解明し、憧れの医薬品開発に生かしたい。

入学前から、微生物が抗生物質を産生する仕組みや抗生物質が病原菌を抑制する仕組みに関心がありました。大学では医薬品開発に必要な幅広い知識を修得し、少しでも早く研究に携わりたいと思っていたんです。東工大は先進の研究環境が整い、早期に研究を開始できる制度や博士後期課程進学への手厚い支援もあります。次第に、より高い研究スキルを身に付け、医薬品の開発研究者として社会に貢献したいという明確な目標も見えてきました。関心のあるテーマは変わらず、医薬品開発に携わる憧れが少しずつ現実味を帯びていくのを感じています。研究、考察を深め、論文として発表するのが当面の目標です。

学院・系及びリベラルアーツ研究教育院

世界トップクラスの教育システムで学ぶ
2016年4月に発足した学院、系及びリベラルアーツ研究教育院について紹介します。

学院・系及びリベラルアーツ研究教育院outer

Tech Tech ~テクテク~

本インタビューは東京工業大学のリアルを伝える情報誌「Tech Tech ~テクテク~ 42号(2023年3月)」に掲載されています。広報誌ページから過去に発行されたTech Techをご覧いただけます。

(2022年11月取材)

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東京工業大学 総務部 広報課

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