東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し、2024年10月に東京科学大学(Science Tokyo)が誕生しました。
Science Tokyoで学びたい方向けの情報はサイト「Science Tokyo 受験生(External site)」をご確認ください。
本サイトには前進の東京工業大学の受験生・高校生向けの情報が掲載されていますが、順次「Science Tokyo 受験生」に移行していきます。

学士課程初年度教育

学び創るこころを育てる

何事もスタートが大切です。学生が大学で成長するために、そして、社会や世界で活躍していくために、学士課程に入学した初年度の1年間が非常に重要になると考えています。
東工大では、学生が「学び創るこころ」を育てることを初年度教育の目的としています。

  • 学ぶ

    東工大生として必要な理工系基礎科目や教養科目を学ぶことで、「理工系人材としての共通言語となる知識」を身に付けます。

  • 創る

    東工大で学ぶ知識と挑戦する心を備え、社会への貢献を具現化するための「創造する経験」を重視します。

  • こころ

    自分の夢やグローバルな課題に向かって挑戦する心を大切にします。大学は、自分の心を成長させる場所です。

視野を広げる基礎知識の修得

理工系の共通言語

世界の科学・技術分野で活躍するため、基礎学力・専門能力を高めます。

1年目では、文系教養や英語のほか、数学、物理学、化学、生命科学が必修です。また、一部の専門科目も履修しながら、2年目からの系での専門分野の学修に備えます。
内容・レベルについては、東工大生として必要な理工系基礎を確実に身に付けます。

英語で学修したいという学生のニーズに応えるため、これらの必修科目は、英語でも開講します。

社会で活躍するために

理工系分野で活躍する必須アイテムは、英語や教養です。今や、理工系人材は、世界を飛び回って仕事をしています。学生の頃から、英語の文章を読み、授業を英語で履修したり、国際会議で発表したりします。

そのツールとして英語が必要ですし、文化的な背景や専門分野以外の知識があれば、より深いコミュニケーションがとれます。

また、専門分野を学修しつつ、社会が求めていることや社会でどのように活かされるのか等を考えることも大切です。

創造への第一歩

知識の展開

知識をどのようにアウトプットするのか。
東工大では、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションなどの「アクティブ・ラーニング」を展開します。周りの仲間とともに、学修した知識を活用しながら、理解を深め、創造性を育みます。

是非、積極的に参加し、調べ、考え、発言・手を動かしてみましょう。

理論から実験のスパイラルアップ

実験科目は、理工系大学の醍醐味です。

授業で学んだことを、即実験で検証します。手を動かして初めて解る楽しさ、うまくいかない理由がわかったり、予想通りの結果が出たときの喜びなどを感じることができます。実験でチームワークの大切さも、実感します。

仲間とともに刺激を受けながら、「創る」ことに触れ、創造意欲をかき立てる大事な経験です。

自ら学ぶマインドの醸成

目的意識と学修意欲を喚起

東工大では、入学する学生が持っている大きな希望と期待を、さらに膨らませたいと考えます。

そのため、科学・技術の奥深さ、楽しさを発見し、理工系の専門を学ぶ動機が得られる授業を用意しています。例えば、「科学・技術の最前線」科目は、東工大の最先端研究者、ノーベル賞級の発見・発明者、創造的製品やサービスの開発者などの声を直接聴き、創造的討論や実験の実演を伴った講演を体感できます。

この科目は、2015年に新設された「東工大レクチャーシアター」で行われます。この講義室は講師が講義・実験を行う場所がすり鉢の底になるような形状で、学生は劇場の舞台をみるように臨場感が得られるように設計されています。

なぜ科学・技術を学ぶのか

「なぜ科学・技術を学び、学んだことをどのように活かしていくのか」・・・自分発見の第一歩です。

入学直後に全学生が履修する必修科目として、「東工大立志プロジェクト」があります。4年間の教養教育を、各自のゴールに向かって志を立てるプロジェクトととらえ、そのための自己発見と動機付けを行う科目です。
社会的にも影響力のあるパワフルな講演者の講義と、25名程度でのグループワークを交互に行います。

専門分野が異なる学生が集まるグループワークでは、自ら考え、問題を発見し、他者の意見を聞き、他者に表現することを通して、新たな'気づき'を促します。コミュニケーションやプレゼンテーションのスキルを高め、自主性を持ち、学ぶこころを育んでいきます。

お問い合わせ先

東京工業大学 総務部 広報課

Email : pr@jim.titech.ac.jp