東工大生のイメージとリアル
「東工大に興味があるけど 実際どうなんだろう?」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回の学生企画では、キャンパスツアーに来てくれた
86名の高校生のアンケートをもとに、
東工大生のリアルな姿に迫っていきます!
「東工大に興味があるけど 実際どうなんだろう?」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回の学生企画では、キャンパスツアーに来てくれた86名の高校生のアンケートをもとに、東工大生のリアルな姿に迫っていきます!
Q1. 東工大生のイメージは?
東工大生のイメージを、高校生と東工大生それぞれに訊きました。
高校生の回答は全体的に“the 理系”のイメージでした。
一方、東工大生の回答は、“the 理系”な回答もあるものの、「東工大生にもこんな人がいるんだ!」と思うような意外な回答もありました。東工大だからといって真面目でオタクな人だけではなく、いろいろな人がいるんですよ!
Q2. 東工大生は一日にどれくらい 勉強していると思いますか?
高校生が予想した「2~4時間」は、実際の勉強時間としては3番目の結果となりました。「0~2時間」に続いて「8時間以上」がくるという両極端な実態も見られます。学部※3年生までの研究が始まらないうちは、勉強以外のバイトや部活に打ち込む人も多いのでしょう。一方で、研究が始まると1日8時間以上も費やすと思うと大変そうですね。しかし、それだけやりがいがあるのです!
※学勢調査…学生自身が主体となって学部生・学士課程学生、大学院生を対象に2年に1回実施。上記データは学部生と大学院生とをまとめたデータになります。
※学部…2016年度以降の入学者は学部ではなく、学士課程となります。
Q3. 東工大生は一日にどれくらい睡眠時間を取っていると思いますか?
高校生の予想では4~6時間が約60%と最も多かったのですが、実際の東工大生は1日に6時間以上寝る人が60%を超えています。東工大生は勉強や研究などで忙しく、あまり寝ていないというイメージがあるのかもしれません。確かに徹夜でレポートを書く人も見かけますが、普段はしっかり睡眠をとる人が多いのですね。
Q4. もし東工大に入学したらどのようなサークルに入りたいと思いますか?
高校生は文化系ではロボットや鉄道などの“the 理系”サークル、運動系では一般的に人気の高いテニスやサッカーのサークルに入りたいと思っているようです。しかし東工大には、高校にあまりないような珍しいサークルもあるのです!そこで今回は、ジャズバンドサークルのロス・ガラチェロスと、ハンググライダー部Sylphを紹介します。
ロス・ガラチェロス
ロス・ガラチェロスは総勢約70人のラテン系ビッグジャズバンドサークル。全国レベルで実績を持つ強豪ですが、とても和気あいあいとした雰囲気です。山下拓也さん(学部3年)にこのサークルの魅力を訊きました。「演奏には本気、遊ぶ時は遊ぶ。メリハリの良さがロスガラの魅力です。また、上級生が楽器を教えるので学年を超えて仲が良いです。」
Sylph(シルフ)
Sylphはハンググライダーとパラグライダー競技のサークル。活動は毎週末、遠出して泊まり込みで練習を重ねています。他大学との交流も活発で、大会でも好成績を収めています。石田渉さん(学部3年)にこのサークルの魅力を訊きました。「気象条件を観察しながら上昇気流を捕まえて風に乗り、コースを回る。大学で新しく始める人がほとんどで、空を飛ぶ楽しさは一度体験すると忘れられません。」
Q5. 東工大生はどのようなアルバイトをしている人が多いと思いますか?(複数選択)
学科※ごとにアルバイトの特色あり!?
高校生のイメージ通り、多くの東工大生が塾講師といった教育系のアルバイトをしています。受験勉強の経験を活かせる、東工大生に合った職種なのでしょう。一方で、高校生が思っている以上にアルバイトをしていない人が多く、これには研究や実験で忙しいという理工系ならではの理由があるのかもしれません。
また東工大生への取材を進めると、学士課程1年目は塾講師や家庭教師のようなアルバイトが多いのに対し、2年目で学科に分かれると、学科ごとの特色が出てくることが分かりました。例えば情報工学科ではエンジニアのような専門職、人間行動システム専攻の人はスポーツ系の仕事をしている人もいるようです。
将来につながる仕事を選んでいる人が多いのが特徴的でした。
※2016年度以降の入学者は学科ではなく系に所属します
東工大生の中には、飲食店員や塾講師以外にも専門職に就いている学生がいます。
奥村さんは学部1年生の5月頃からエンジニアインターンとしてWeb系の会社でWebサイトの作成をしています。
奥村圭祐さん(学部3年)
Q. きっかけ
友達がやっていて、自分も技術力をあげたかった
Q. やりがい
自分の作ったものが世の中に出るのがなかなか面白い!
Q. 高校生に向けて一言
何を挑戦するにしても東工大は非常に素晴らしいフィールドだと思っています。受験勉強、大変だと思いますが頑張ってください。
Q6. 東工大生に聞いた「自分しかやってないこと」
東工大生は、理工系科目はもちろん好き。ユニークな特徴をもった人たちもたくさんいるんですよ!ユニークな経験や趣味、技能を持っている学生は「コンテンツ力がある」などと言われていたりします。実際に会話をしてみると興味深いキーワードがポロッと出てきたりするかもしれません。
Q7. 東工大生に聞いた「高校時代の自分に言いたいこと」
多くの東工大生は、高校時代にもっと勉強や部活動をしておけば良かった
と感じているようです。その他にも、読書や学校行事といったものから、
パソコンやアニメなど東工大生らしいものまで幅広く触れておくべきだったと思っていました。
これらを参考にして、高校生の皆さんは是非、今しかできない生活を満喫してください!
勉強時間と睡眠時間のデータを見ると、東工大生は思ったより忙しくないように感じるかもしれません。しかし実際はキツイ日が連続したり、コーヒーを飲みながら徹夜をしたりなんてことも…。でも入学してから勉強と睡眠のバランスや、サークル・バイトにとだんだん生活に慣れて時間の使い方がうまくなってくるので、心配する必要はありません。
※学生企画は学生広報サポーターによる自主企画ページです。
本インタビューは東京工業大学のリアルを伝える情報誌「Tech Tech ~テクテク~ 30号(2016年9月)」に掲載されています。広報誌ページから過去に発行されたTech Techをご覧いただけます。
(2016年取材)