東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し、2024年10月に東京科学大学(Science Tokyo)が誕生しました。
Science Tokyoで学びたい方向けの情報はサイト「Science Tokyo 受験生(External site)」をご確認ください。
本サイトには前進の東京工業大学の受験生・高校生向けの情報が掲載されていますが、順次「Science Tokyo 受験生」に移行していきます。

自動車部

ものつくりサークル特集 自動車部

自動車部について

自動車部とは

自動車部では、年に4回、市販車ベース車両の耐久レースに参戦してます。
レースのための予算決め、車両製作、作戦会議、運転練習、ピットワークなど、結果を出すために日々練習を行っています。
また、自動車の整備を通じ、幅広い知識や安全運転の技術を学びます。

伝統の技術と精神を受け継ぐ

高度経済成長に沸く1960年、日本から4台の自動車が旅立ち、ヨーロッパ12ヵ国およそ1万5千kmを走破しました。

東工大の教員と学生によって成し遂げられたこの事績は、国産車の性能と耐久性、そして日本の技術の高さを世界に証明しました。その旅路を走った1台である「スバル・マイア420」は、今も我が校の自動車部で重厚な存在感を放っています。

自動車部は、古くから培われてきた東工大のものつくり魂を受け継いでいます。

車を通して豊富な知識や技術を学び、資格も取得する

自動車部の活動は実に多様です。自動車の構造を理解し、実際に整備を通しての基礎技術や、耐久レースに参加し、勝つための改造を試行錯誤してレースに臨むことなど、車を通して様々な技術や知識を学んでいきます。

新入部員は、運転も整備も初めての人が大半です。基本的な整備技術を先輩に教えてもらいながら身に付けていきます。

免許取得のサポートもしており、練習用のコースで先輩から運転を学ぶことができます。教習所に通わず試験のみで免許が取れるので、経済的にもお得です(笑)。

また、整備士の資格を取得するには認証工場での実務経験が必要です。東工大自動車部の工場は、自動車分解整備工場として代々認証を受け継いでいるので、部員のほとんどが三級整備士の資格を持っています。

主な活動内容

自動車整備

自動車整備

自動車の整備を通じ、機械、材料、化学、電気などの幅広い知識を学びます。また、現代社会で車を所持するには様々なルールがあるため、社会構造や法律も学ぶこともできます。

運転

運転

基本として公道での安全運転を習得します。培った技術をもとに、伝統としてバスの運転手のアルバイトをしているメンバーがいます。

レース

レース

年4回、市販車ベース車両の耐久レースに参戦しています。予算決め、車両製作、作戦会議、運転練習、ピットワークなど、結果を出すために日々練習し、マネジメント、チームワークを学びます。

レースを通して

年に4回開催されているエビススーパー耐久レースに参加しています。

このレースは6時間と12時間の耐久レースで時間内の周回数を競います。耐久ですので、ただ速ければ良いというわけではなく、ブレーキの持続や給油回数を減らすための燃費が重要になってきます。

予算の関係もありますが、できるだけ純正の性能を引き出して勝つことにこだわっているので、レースで勝つためにはどういう改造をすればいいかを考えて取り組んでいます。

予選6位の経験もあり、その際には大会関係者より称賛の言葉をもらいました。

自動車部で身に付いた知識や技術は将来自分が働いた時にも活かせることだと思います。例えば、現在は開発のレベルが上がっていてもメンテナンスの水準は低いままだと聞きます。どんなに良いものを開発しても、ユーザーがそれをメンテナンスできない環境では良い製品とは呼べません。技術の高いものを作るだけではなく、整備しやすいものを作る。車に限らず自動車部で学べることです。

工場、設備について

東工大自動車部の工場は、自動車分解整備工場の認証を受けており、豊富な工具でさまざまな整備を行うことができます。

リフト:重量3トンまでの車を持ち上げることができます。
リフト:重量3トンまでの車を持ち上げることができます。

ピット:照明や排水を完備したピットで、大きな車両でも下周りの点検や整備が出来ます。
ピット:照明や排水を完備したピットで、大きな車両でも
下周りの点検や整備が出来ます。

サークルの詳細

  • サークル名
    : 東京工業大学 自動車部
  • 活動内容
    : 自動車整備、運転技術の習得、年4回の車両耐久レースに参加してます。
  • 活動場所
    : 大岡山北地区、自動車部工場
  • 公式HP

お問い合わせ先

東京工業大学 総務部 広報課

Email : pr@jim.titech.ac.jp