工学院 経営工学系
- 派遣時学年:
- ・超短期派遣プログラム:学士課程 4年 3月
- ・協定校シーズンプログラム:修士課程 2年 7~8月
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01
超短期派遣プログラム
デラサール大学
フィリピン -
02
協定校シーズンプログラム
カリフォルニア大学 バークレー校
アメリカ合衆国
卒業前に思い切って超短期留学!
大学入学時から漠然と海外に興味は持っていて、いつか海外に行って日本では味わえない体験をしてみたいと思っていました。ただ、忙しく過ごすうちに気づけば卒業が近づいていて、そのまま修士課程に進む前に一度は行こうと決心し、学士課程卒業直前に超短期のプログラムに参加しました。たまたまその時期に申し込めたことと、東南アジアの国は成長が著しく勢いがあると聞いていたことから、渡航先はフィリピンに決めました。それが初めての海外経験でしたが、現地の学生たちはみんな勤勉で積極的に授業に参加し、とてつもないスピードで成長しているフィリピンを体感できたことで、帰国後も自分の意識や姿勢を改めて考えるきっかけとなりました。とても充実した数日間を過ごせたことでより一層英語学習にも身が入り、次はもう少し長く留学してみたいと思うようになりました。
2度目の留学は具体的な将来を見据えて
2度目の留学を考えていた時、就職先として外資系の投資銀行から内定をいただいていたので、次は英語力の向上や海外文化の経験だけでなく、コーポレートファイナンスについて専門的な学びも深めたいと思い、いろいろ調べてすべての目的を満たすカリフォルニア大学バークレー校のサマープログラムを選択しました。このプログラムでは600もの授業が開かれ、取りたい授業を履修できます。私はコーポレートファイナンスの授業を履修しましたが、英語を用いて短期間で体系的に学べたので非常に有意義でした。みんな積極的に授業に参加していたのが印象的で、大量に課される宿題にも真面目に取り組んでいました。日本との明らかな差を感じ、不安と焦りを感じました(笑)。また、学生たちが自主的に開催している学内のM&Aセミナーにも参加し、実例をもとにディスカッションをしたりモデルを組んだりすることで、M&Aへの理解と関心を深めることができました。彼らと出会い、話せたのは大きな財産になったと感じています。
寮では交流が広がる毎日
留学時に住んでいたInternational Houseではルームメイトにも恵まれ、そこで過ごした毎日が一番思い出に残っているかもしれません。コーヒーチャットや夕食パーティなど、交流を広げられるたくさんのイベントが催され、毎日楽しく会話が弾んで休日に一緒に出かける友人を何人もつくることができました。ヨセミテ国立公園やゴールデンゲートブリッジを観光したり、野球観戦に行ったりなど、カリフォルニアを満喫できた事も非常に楽しくて有意義な思い出となりました。
STORY正規生の友人による構内ガイド
サマープログラムに参加する学生はバークレー校の正規生ではなく、留学生がほとんどです。自分が交流した学生もほとんどが留学生でしたが、体育館でフリーに行われているバスケットボールに参加したことで何人かの正規生の友人ができました。その内の1人は機械系の研究室に所属していて、ロボットを専攻しているという彼の研究室を見せてくれました。以前、東工大の機械系の研究室も少し見せてもらったことがあるのですが、それよりも遥かに多くのロボットや機械があり驚きました。バークレー校はどこも整備されていて学業に専念するうえで非常に適切な環境であることを実感しました。
Advice目的意識は明確に! 貴重な経験を積めるチャンス
留学では貴重な経験を得られるチャンスがたくさん転がっています。目的意識を持たずになんとなく過ごすと、この貴重なチャンスを最大限に活かせません。目的を明確にし、留学先や参加プログラムを適切に選べば、必ず貴重な経験ができ大きな成長に繋がるはずです。
1日のスケジュール
カリフォルニア大学バークレー校
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7:00 起床
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8:00 家で朝食をがっつり食べる
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9:00 宿題や授業の予習復習 or 英語の勉強
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12:00 授業
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15:30 図書館に行ったり、M&Aセミナーに参加したり
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18:00 ルームメイトや他の友人等と夕食
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19:00 食後の休憩としてルームメイトと話したり遊んだり
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20:00 授業の復習や宿題 or 寮主催の交流会に参加
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21:30 友人とジム通い
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23:00 勉強 or 寮の友人と時にはお酒を飲みながら交流
本インタビューは、留学に向けた準備、派遣交換留学を中心とする各種海外留学・インターンシップの紹介、留学体験談等、留学に関する情報を掲載した「東工大生のための海外留学のてびき 2020」に掲載されています。詳細は『海外留学のてびき』ページからご覧いただけます。
(2019年取材)