物質理工学院 応用化学系
- 派遣時学年:
- ・TASTE海外短期語学学習:修士課程 1年 9月
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TASTE海外短期語学学習
ブリティッシュ・コロンビア大学
カナダ
アウトプットの機会を得ようと留学
大学院に進学して専門授業がすべて英語になったことや、研究生活を通して留学生との交流が必須になったことで英語に触れる機会が格段に増えました。しかしこれらの英語での交流はインプットが主であったので、実際にアウトプットの機会を得るために留学を考え始めました。留学しても研究や就活、授業に差支えないように、時期と期間を検討した結果、TASTEのカナダ留学が一番合っていると感じ参加することに決めました。また、ブリティッシュ・コロンビア大学はTASTEの中で唯一、大学内で英語以外の言語使用禁止というルールがあり、より厳しい環境に身を置きたかったのでそこも魅力に感じました。
屋内外でのグローバル/ローカル学習
教室での学習は、与えられた課題(世界の食糧問題など)に対してグループでディスカッションをした後、意見を発表したり、ポスターを作成し他クラスへプレゼンテーションをしたりするというものでした。そのため、座学での知識会得だけでなく、社会で必要なコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も向上させることができました。
また、屋外での学習も充実していました。ブリティッシュ・コロンビア大学は大学がひとつの街のようで、美術館やスーパー、森林などがあります。そのためカナダの歴史や食生活、環境対策についてフィールドワークを通して学習できる機会が多く、実際に肌で感じながら学びを深めることができました。施設のスタッフや栄養士の方からお話を伺った後、それらの問題に対して得た学びを共有することで視野を広げることもでき、貴重な体験となりました
留学前の念入りなリサーチは必須
もちろんそれぞれに差があるとは思いますが、カナダは日本より洗濯をする回数が比較的少なく、私のホームステイ先では週に1回でした。また、通称「レインクーバー」と呼ばれる、日本での梅雨のように雨が降る時期とかぶっていたため、衣類が足りず困ったこともありました。現地で急遽購入して対応しましたが、留学前にもっと調べておけばよかったと後悔しました。各国によって文化が違うので、事前に念入りに調べておくことをお勧めします。
STORY夢チャレンジ
私は英語のアウトプットをする目的で留学しましたが、大学やプログラムの学びだけでは不十分だと感じました。そのため、授業以外の時間を使ってアウトプットの場をさらに設けるために「夢チャレンジ」という企画を自ら発案・実行しました。スケッチブックに「あなたの夢は?」と書き、観光客に話しかけるプロジェクトです。初めは緊張して英語がうまく話せず断られることが続き挫折しそうになりました。しかし、なるべく笑顔で話しかけたり、「私が写真を撮りましょうか?」と観光地で写真を撮る軽いボランティアをしてその流れで質問をするなど、快く答えてもらう工夫を施すことで、3週間で72人に答えていただくことができました。中には2時間以上話し込んでしまっていたことや、連絡先を交換し、後日遊びに行くまで仲を深めたような出会いもあり、大学の授業だけでは得ることができなかった交流を自分の手で創り出すことができました。また、英語で知らない人とコミュニケーションをとる場を何度も経験することで、自信にもつながり、オープンマインドも身につけられたと感じます。
Advice自分に合った方法で、自分らしさや価値の創造を
留学を通して感じたことは、短い期間でも自分の行動次第でとても価値のある時間になるということです。何も考えず長期で過ごすのと、しっかり自分で考え行動する数週間では、後者の方が何倍も自分の糧になるはずです。ぜひ、新しいことに挑戦してみてください。
1日のスケジュール
ブリティッシュ・コロンビア大学
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6:00 起床
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7:00 朝食
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7:30 登校
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9:00 午前の授業開始
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12:00 お昼休み
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13:30 午後の授業開始
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16:00 授業終了
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16:10 友達とダウンタウンや観光地に行く
一人で行くときは【夢チャレンジ】プロジェクトを行う -
19:00 帰宅
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19:30 夕飯
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20:00 入浴
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21:00 授業の復習・課題作成
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23:00 就寝
本インタビューは、留学に向けた準備、派遣交換留学を中心とする各種海外留学・インターンシップの紹介、留学体験談等、留学に関する情報を掲載した「東工大生のための海外留学のてびき 2020」に掲載されています。詳細は『海外留学のてびき』ページからご覧いただけます。
(2019年取材)