世界の研究者が東工大に集結
東工大キャンパスでは、世界中の大学・研究機関からやってきた気鋭の研究者たちが、
さまざまな 最先端研究に取り組んでおり、その一部は学生たちの教育にも携わっている。
ここではその中から20名の外国人研究者を紹介する。
うち6名からはTechTech読者へのメッセージをいただいた。
東工大キャンパスでは、世界中の大学・研究機関からやってきた気鋭の研究者たちが、さまざまな 最先端研究に取り組んでおり、その一部は学生たちの教育にも携わっている。
ここではその中から20名の外国人研究者を紹介する。
うち6名からはTechTech読者へのメッセージをいただいた。
- アジア22名
- ヨーロッパ22名
- 北米16名
- アフリカ2名
- オセアニア1名
- 中南米1名
計64名
-
John R.Parker
Prof.
Durham University(イギリス)
講義名:対象(学士課程/大学院)
数理・計算科学特別講義 A : 大学院
東工大在籍中に自分の研究(複素双曲格子)を大きく進展させることができました。それを支えてくれたのは恵まれた研究環境と素晴らしい同僚達との出会いでした。これから東工大で学ぶ若者たちにはこの恵まれた環境を活かして切磋琢磨していくことで多くの可能性が開かれていると思います。日本国内はもちろん、世界中に羽ばたけるチャンスがあります。いつかイギリスに来て、私と一緒に研究をしませんか?
-
Graziano Chesi
Associate Prof.
The University of Hong Kong
(中国)講義名:対象(学士課程/大学院)
配電盤から大型航空機まで、社会のあらゆる分野で応用されている制御システムの研究をしています。東工大では広大なキャンパスと充実した研究環境の中、熱心な学生と研究者に囲まれ、中身の濃い日々を過ごしました。これまで数々の大学に滞在してきましたが、東工大はまさにノーベル賞受賞者が出るにふさわしい大学です。私は自信を持って理工系を志望する受験生に東工大をお勧めします。
-
Catherine C.R.Sutton
Honorary Fellow
University of Melbourne
(オーストラリア)主な研究テーマは「カルボン酸」の有機分子の働きと相互作用などを調べることです。この研究は、触媒や大気化学のセンサー、気候モデルの理解などへの応用が可能です。来日中は自分の研究を進めると同時に、東工大の素晴らしい研究設備や研究熱心な教員、そして学生たちが真摯に学ぶ姿勢に接することができたのはかけがえのない体験でした。これを読んでいる多くの受験生が、幅広い教育を行っている東工大に入学することを応援しています。
-
Linda J.Reha-Krantz
Prof.
University of Alberta
(カナダ)高校生の時にワトソン・クリック型塩基対と二重らせん構造について学んで以来、ずっと楽しくDNAの研究に取り組んできました。私の講義を聴いた東工大の学生たちも、私と同じように楽しんで学んでいるように見えました。東工大ではノーベル受賞者を含め、生命化学分野で幅広く、質の高い研究が行われています。いつかきっとこの大学の若い研究者によって重要な発見が達成されるに違いありません。期待しています!
-
G. Scott Watson
Assistant Prof.
Syracuse University
(アメリカ)講義名:対象(学士課程/大学院)
物理学特別講義第三 : 大学院
物理学特別講義発展第三 : 大学院
ビッグバン理論やインフレーション理論など、宇宙論の研究者です。理学院物理学系の山口昌英教授が取り組んでいる宇宙論の研究は世界レベルで、教授や学生との意見交換の中で、今後の共同研究につながる多くのヒントをいただきました。また東工大で私が教鞭を取った現代宇宙論基礎概念の講義で、多くの学生から思慮深い質問を受けたことも忘れがたい体験です。
-
Brian Woodall
Prof.
Georgia Institute of Technology(アメリカ)
2014年、私はフルブライト研究員として初めて東工大を訪問しました。翌年、環境・社会理工学院融合理工学系のエネルギー、環境、政策などの2つの講義を担当する特任教員として東工大から招聘いただきました。その際、受け入れ教員であった阿部直也准教授と意気投合し、ジョージア工科大学と東工大が提携する海外夏季プログラム(JSPSD)を立ち上げることとなりました。2017年夏、大岡山キャンパスで実施中のJSPSDには日米両大学の学生26人が参加・受講し、成功を収めています!
-
Jeffrey Allan Tostevin
Prof. Emeritus
University of Surrey(イギリス)
講義名:対象(学士課程/大学院)
物理学特別講義第八、他 : 大学院
受け入れ学院名
-
Bill Milne
Prof.
University of Cambridge(イギリス)
講義名:対象(学士課程/大学院)
マイクロシステムのための材料とプロセス : 大学院
受け入れ学院名
-
Shigehisa Naka
Senior Research Adviser
French National Aerospace Research Center(ONERA)(フランス)
講義名:対象(学士課程/大学院)
航空機エンジン用材料の金属学 : 大学院
受け入れ学院名
-
Antolino Gallego
Prof.
University of Granada(スペイン)
講義名:対象(学士課程/大学院)
液体および固体中の弾性波の基礎、他 :
学士課程、大学院受け入れ学院名
工学院/p>
-
Sudhir Kumar Das
Assistant Prof.
Raghunathpur College(インド)
講義名:対象(学士課程/大学院)
流体の物理特性および電池系の熱力学、他 :
学士課程、大学院受け入れ学院名
-
Nadia M. L. Tan
Assistant Prof.
Universiti Tenaga Nasional(マレーシア)
講義名:対象(学士課程/大学院)
電動機と電機駆動 :学士課程
受け入れ学院名
-
Michael Norton
Specially Appointed Professor
Tokyo Institute of Technology(日本)
講義名:対象(学士課程/大学院)
グローバル人材のための科学技術デザイン‐海外研修プログラム‐ 、他 :
学士課程、大学院受け入れ学院名
-
Marcus Antonius Tius
Prof.
University of Hawaii(アメリカ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
ケミカルワールドII :学士課程
受け入れ学院名
-
Susan Ubbelohde
Prof.
University of California,Berkeley(アメリカ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
建築ディテール持論、他 :
大学院受け入れ学院名
-
Daniel C. Fredrickson
Associate Prof.
University of Wisconsin-Madison(アメリカ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
分子と固体の結合モデル:方程式からコンピュターコード、理解まで、他 :学士課程、大学院
受け入れ学院名
-
Massoud Kaviany
Prof.
University of Michigan(アメリカ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
熱輸送物理学 :大学院
受け入れ学院名
-
Murray Metcalfe
Prof.
University of Toronto(カナダ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
グローバルリーダーシップ&マネジメント、他 :学士課程、大学院
受け入れ学院名
-
Nam Quang Le
Vaclav Hlavaty Assistant Prof.
Indiana University(アメリカ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
英語理学先端講義(数学3) :
学士課程、大学院受け入れ学院名
-
Subrata Ghoshroy
Research Affiliate
Massachusetts Institute of Technology(MIT)(アメリカ)
講義名:対象(学士課程/大学院)
先端/防衛技術の研究・開発・試験・評価の政策分析、他 :学士課程、大学院
受け入れ学院名
- ※
-
本ページで紹介した研究者は、「平成28年度世界トップレベルの海外大学からの教員招聘プログラム」、「平成28年度学士課程・大学院課程における専門科目の英語授業開講及び国際交流・連携等を担当する外国人教員の雇用プログラム」により招聘・雇用した外国人研究者です。
本インタビューは東京工業大学のリアルを伝える情報誌「Tech Tech ~テクテク~ 32号(2017年9月)」に掲載されています。広報誌ページから過去に発行されたTech Techをご覧いただけます。
(2016年取材)