TAKI PLAZAから広がる学生生活

TAKI PLAZAから広がる学生生活

TAKI PLAZAから広がる学生生活

2021年4月、新しい学生交流施設として大岡山キャンパスに誕生したTaki Plaza。
建物コンセプトは「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」です。学生同士の交流ができたり、学生生活に必要な情報が得られたり、自分のアイデアを試せたりといったように、すべての東工大生のあらゆる活動の拠点となります。
フロアコンセプトの提案や施設の運営などを学生が行い、学生の立場から関わることで学生主体の「つながる」場を実現しています。

2F

クリエイティブスペース

志を持った学生が集まり、学生の創るアイデア(技術)が「実」を結ぶ場。

1F

カフェ、パブリックアート

外の世界へとつながり「枝」を広げる場。

B1F

留学・就職・学修情報エリア

知識を蓄積し、世界に羽ばたくための「幹」を強化する場。

B2F

イベントスペース

仲間との交流を通じて、「根」より原動力となる“ひらめき”を得る場。

TAKI PLAZAから広がる学生生活フロアコンセプトでは、Taki Plazaを学生の成⻑を表す1本の木に見立てている

施設紹介

大型モニター&階段スペース B2F-B1F

大型モニター&階段スペース

B1FとB2Fを結ぶ階段は、壁一面がガラス張りの明るく開放的なスペースです。イベント時は階段が観客席に、階段下のスペースがステージに変化し様々な発表ができます。B2Fでは大型9面マルチモニターを使ったダイナミックなイベントを行うことも可能です。

畳の小上がりスペース 2F

畳の小上がりスペース

畳の小上がりスペースは2ヵ所あり、靴を脱いでグループワークをしてもよし、そのまま靴を脱がずに外側を向いて1人で作業に励んでもよしの場所です。足元にコンセントもあり電源の必要な作業もできて便利です。モニターを活用して小規模のイベントを行うこともできます。

キッチンスペース B2F

キッチンスペース

B2Fにはキッチンスペースがあります。共同作業しやすいアイランドキッチンでクッキングイベントを開催したり、世界各国の料理を作って留学生との交流を促進したり、食文化に対する理解を深めたりすることができるのが特徴です。

工房(Attic Studio) 2F

工房(Attic Studio)

工具や作業台があり、簡単な木工や電子工作ができます。イベント時にはワークショップなどに活用することもあります。

学生アンケート

Taki Plazaの使い方やお気に入りの場所、今後どのように使いたいかなどについて、東工大生にアンケートを実施しました。(集計期間/2021年6月18日~28日 対象/学生105名)

Taki Plazaをどのような用途で使用したことがありますか?

友人との会話、勉強 74名友人との会話、勉強 74名

勉強(自習、課題、オンライン授業等) 71名勉強(自習、課題、オンライン授業等) 71名

休憩 64名休憩 64名

学生窓口の利用 46名学生窓口の利用 46名

食事 41名食事 41名

イベント・セミナーへの参加 22名イベント・セミナーへの参加 22名

部活・サークル関係 21名部活・サークル関係 21名

くつろげるカフェも人気くつろげるカフェも人気

今後どのようなスペースとして利用したいですか?

グループで学習するためのスペース 77名グループで学習するためのスペース 77名

ワークショップを行うためのスペース 41名ワークショップを行うためのスペース 41名

国際交流をするためのスペース 30名国際交流をするためのスペース 30名

情報収集のためのスペース 29名情報収集のためのスペース 29名

その他 5名その他 5名

コロナ後にやってみたいことはありますか?

多文化交流
立食パーティーをしたい

数学のゼミを
開きたい

ピアノの演奏会を
やってみたい

留学生と
気軽に交流したい

文化系の部活の
展示などがあったら
見に行きたい

団体で参加できる
競技プログラミング
コンテストを実施したい

お気に入りの場所とその理由は?

1イベントスペース B2F … 52

イベントスペース

  • 勉強しやすい!
  • 友人たちと話しやすい。
  • 清潔感や開放感がある。
  • 昼食や、団らんに便利だから。
  • キャンパス内の建て替えで学生の集まる場所が減っていたので、このエリアは助かります。

2畳の小上がりスペース 2F … 26

畳の小上がりスペース

  • リラックスして作業でき、友達と話したり遊んだりできる。
  • 大学内で畳でくつろげるのは今までにない感じで新鮮。
  • ごろごろできるし、くつろげる。
  • 肌触りがいい。

3ワークショップスペース B2F … 24

ワークショップスペース

  • 広くて清潔感があるから。
  • 広々としていてゆっくりすることができる。

Taki Plazaを一言で表してください!

an amazing space to create and share!

ミルフィーユ

オープンな空間

憩いの場

Какмило

綺麗で過ごしやすい!

交流と出会いの場

cozy place to study and gather

TPG座談会

Taki Plazaの運営を行うTPGメンバーによるクロストークが実現。
それぞれの取り組みや考えていること、今後の展望などを語りました。

船岡佳生さん

インタビュアー
船岡佳生さん

環境・社会理工学院
社会・人間科学系
修士課程1年

柳瀬梨紗子さん

TPGリーダー
柳瀬梨紗子さん

環境・社会理工学院
融合理工学系
学士課程2年

石川新さん

制作班
石川新さん

環境・社会理工学院
融合理工学系
学士課程4年

鈴木大河さん

イベント班
鈴木大河さん

環境・社会理工学院
学士課程1年

TPG(Taki Plaza Gardener)とは

Taki Plazaをすべての東工大生にとって魅力ある空間にするべく、総合的にデザインしている学生委員会。Taki Plazaで行うイベントの企画、学生同士の関わりを生む環境づくり、Taki PlazaやTPGに関する情報発信などの活動を、時には大学と連携しながら行っています。

船岡まずは皆さんがTPGで取り組んでいることをお聞きしたいと思います。

柳瀬リーダーとしてTPGが自由に活動できる環境をつくるため様々なことに取り組んでいます。自由というのは、みんなが内に秘めているものをもっと外に出せるようにすることで、それが形にできたら東工大はより良くなっていくと考えています。

石川僕は制作班の班長をしていました。制作班は東工大生がデザインなどに気軽に挑戦できる場がほしいと考えてつくったもので、映像制作をメインにディレクションをしていました。

鈴木イベント班に所属していて、Taki Plaza Barという国際交流イベントを企画しています。僕がTPGに入ったのは、Taki Plazaを初めて見て建物の開放感に驚き、運営に携わりたいと思ったからです。

船岡建物自体に魅力がありますよね。おすすめの場所はありますか?

石川2階のAttic Labは小上がりや畳や机があり、コワーキングスペースとして多様な機能が詰まっています。工房のAttic Studioはものつくり、ミーティングルームのAttic Officeは起業相談など色々な使い方ができます。

柳瀬地下1階のボードゲームが置いてあるスペースは、ゲームをしながら留学生と非言語交流ができる場になればと期待しています。

船岡正門から近い建物なので必ず通る安心感もありますよね。Taki Plazaが今後どんな場所になってほしいと考えていますか?

石川他の施設ではできないことが実現できる場所ですね。制作班については、授業で学んだ知識を実際に形にするところまで突き詰めて、今後もいろんなことに興味を持って自主的にアウトプットしていってほしいです。その先の社会実装も担当学生がバックアップしていきます。

鈴木1年生の自分が周りとの関わりをつくるためにTaki Plazaを活用した経験があるので、今後もいろんな学年や留学生を巻き込む企画を通してつながりを広げる場にしたいと思っています。

船岡大学生活には、授業とは別に自分で学んでいく姿勢というのも大切だと思います。TPGのような課外活動の良さについてどうお考えですか?

柳瀬大学側とも関わることがあり、自分の興味の輪が広がっている気がします。TPGに入ってから、自分がやりたいことを周りに言えるようになったことも大きいですね。

石川僕は自分がやりたいと思ったことはいろんな人を巻き込んで一緒にやることを大事にしています。それで専門性やオタクな部分を持っている東工大生の強みを全部引き出せたら、すごく面白い大学になると思います。またTPGが組織としてできることも増えた分、大学から任されているという意識を持って取り組むことが大事だと改めて感じました。

船岡では最後に新入生へのメッセージをお願いします。

柳瀬失敗できるのは大学生の内までだと思うので、新入生の方でも興味があればぜひ飛び込んでみてください。

石川大学ではやりたいと思っていることは周りにどんどん言うべきだし、TPGも僕個人も相談に乗るので、新入生はやりたいことをやってほしいと思います。

鈴木僕はTPGに入って勉強以外にも意識が向くようになりました。東工大には意欲的な人が多く、いい刺激を受ける環境があるのでぜひ一度来てみてください。

船岡Taki PlazaやTPGの活動は、在学生はもちろん受験生も惹きつける東工大の新しい魅力と言えますね。本日はありがとうございました。

Tech Tech ~テクテク~

本インタビューは東京工業大学のリアルを伝える情報誌「Tech Tech ~テクテク~ 39号(2021年9月)」に掲載されています。広報誌ページから過去に発行されたTech Techをご覧いただけます。

(2021年取材)