知ってる?東工大の教育改革
2016年4月から、東工大では新しい教育システムがスタートしました。学部と大学院が統一された「学院」を日本で初めて設置。「卓越した専門性とリーダーシップを備えた理工系人材の育成」を目指すこの教育改革には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
進路選択の幅が拡大
「系」って?
学士課程に入学して1年目には系には所属せず、幅広い分野を学修します。所定の要件を達成すると、2年目から「系」に進みます。従来の「学科」よりも多くの教員がかかわる「系」では、幅広い専門分野の学修が可能。それぞれの興味にしたがって、じっくりと専門分野を絞ったり、広い分野をまんべんなく学ぶなかで、自分自身の専門性を築くことができます。
学科から系に変わると?
専門分野間の
横断的な学びも
可能に
新しい学院、系等の構成は
学院・系・コースの関係をご覧ください。
「学修・修博一貫教育」で
「学修・修博一貫教育」って?
学士課程の学生約9割が修士課程へ進学する東工大。教育改革の最大の特徴は、学士・修士・博士の教育カリキュラムを切れ目なく一貫させた教育体系にあり!シラバスが充実し、学修の内容もわかりやすくなるほか、科目が履修順にナンバリングされるなど、学修の見通しが立てやすくなります。意欲と能力のある学生であれば次の課程の科目の先取り受講も可能です。また、各課程で教養科目を履修し、専門性に加えてリーダーとしての素養を磨くことができます。
学士課程入学から
最短6年で博士修了
次の課程の科目を
先取り受講できる!
科目を履修順にナンバリング。
教育体系が明確で
履修計画が立てやすく、
達成度合いも一目瞭然
①学士課程入学から最短6年で博士
②次の課程の科目を先取り受講できる!
③科目を履修順にナンバリング。
教育体系が明確で履修計画が立てやすく、 達成度合いも一目瞭然
刺激的な授業が盛りだくさん!
これまで以上に魅力的な講義が目白押し。教員と学生同士のディスカッションやグループワークなど参加型の授業(アクティブ・ラーニング)が増えます。入学してすぐに、東工大の最先端研究者、ノーベル賞級の発見・発明者、創造的製品やサービスの開発者などが、学生と討議したり、実験を実演したりする講義を、2015年に新設された「東工大レクチャーシアター」で受講可能。また、自習はもちろん予習復習ができるオンライン学修環境が拡充します。
東工大レクチャーシアター
「最先端研究の実験講義を実現する設備。音響設備や複数の照明パターンを備え、多様な講義・実験スタイルに合わせて最適な演出ができる。従来の講義室と違い、魅せる講義、臨場感のある演出を実現する。
実験の実演に加え、スクリーンや電子黒板を使った多様なプレゼンテーション。階段式の座席で、どの席からでも臨場感が味わえる。
実験の実演に加え、スクリーンや電子黒板を
使った多様なプレゼンテーション
階段式の座席で、
どの席からでも
臨場感が味わえる
「クォーター制」の導入で学びの時間が凝縮!
「クォーター制」って?
1年を4期に区切る「クォーター制」に。1クォーター約2ヵ月で、授業サイクルが短くなり、学びの記憶が新しいうちに次の段階の学修が可能。集中的に効率よく学修できます。また、短期留学やインターンシップなどを組み入れた柔軟な学修計画が立てやすくなります。
①短い期間で集中的に学べる
②例えば、学士課程3年目第2クォーターでは必修科目がないため、第2クォーター+夏休みで留学しやすい
短い期間で
集中的に学べる
例えば、学士課程3年目第2クォーターでは必修科目が
ないため、第2クォーター+夏休みで留学しやすい
2019年4月入学の入試から入学時の所属を「類」から「学院」に変更します。1年目は系に所属せず、幅広い分野を学修し、2年目に系を選択し、所属します。前・後期入試、推薦入試、AO入試のそれぞれの区分において変更がありますので、以下のページをご覧下さい。