東工大での授業や研究、課外活動などのキャンパスライフは、学生たちの好奇心を刺激する出会いや発見で満ち溢れています。無限に広がる興味を追求する時、学生たちが駆使するデバイスやツール。広報サポーターがさまざまな場面で使っているツールを紹介します!
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記載されている製品名、会社名は、すべて関係各社の商標または登録商標です。
授業・研究お役立ちツール
学生の学びを支える
Archicad アーキキャド
建築学に興味を持っている方にはぜひ知ってほしい図面作成ツールです。このツールの最大の魅力は3Dモデリングの自由度の高さにあります。基本素材が充実しており、複雑な操作なしに図形描写ができます。また、各オブジェクトは自分好みの色や材質に簡単に変更することができます。作成した3Dデータは平面図や立面図と連動しているため、二次元図面の作成も非常に便利です。さまざまな機能がオールインワンになったこのツールを通じて建築の楽しさを感じてください。
Y.H.さん
環境・社会理工学院 建築学系 学士課程3年
ChemDraw ケムドロー
化学構造式を簡単に描写することができるツールです。発表資料の作成に使用できるだけでなく、描写した化合物の分子量や沸点、予想される原子同士のつながり方の分析結果を表示する機能を有しているので、研究活動には欠かせません。数ある化学構造式描写ツールの中でも、このツールはプログラミング知識なしで直感的に描写ができる点も大きな魅力です。手書きで化学構造式を描写するよりも、綺麗な資料を作成することができ、実験レポート作成では重宝しています。
O.M.さん
生命理工学院 生命理工学系 学士課程4年
クリエイティブ促進ツール
サークル活動をサポート
Figma フィグマ
サークルで配布するパンフレットを作成する際に活躍したデザインツールです。その最大の特徴はURLを共有するだけで複数人での共同編集が可能である点にあります。仲間と分担しながら作業を進めることができるので、各作業をとてもスムーズに行うことができます。また、テンプレートやプラグインが充実しており、初心者でも簡単にデザイン作成に挑戦することができます。自分の創造性を実際に形にする際のツールとして、とてもおすすめです。
S.T.さん
環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程3年
DaVinci Resolve ダビンチ・リゾルブ
工大祭に展示する動画や映像コンテスト出場作品の作成に使用している動画編集ソフトです。高画質を保ったまま色調補正を行えたり、手振れ補正機能が充実していたりと、無料版でも実写メインの動画編集に必要な機能は十分備わっているのが特徴です。ツールに備わっているサウンド編集機能やスピード補正も活用していけば、プロレベルの動画作成も夢ではありません。多様な機能を備えているだけでなく、編集の手順がわかりやすく表示されるため、初めて使う人でも簡単におしゃれな動画を作成することができますよ。
Y.Y.さん
物質理工学院 応用化学系 学士課程4年
東工大コミュニケーションツール
コラボレーションを活性化
Notion ノーション
タスクやスケジュール、書類データなどの情報をまとめて管理することができるツールです。個人使用はもちろん、複数人での共同使用も可能なので、サークルの円滑な運営には欠かせません。さまざまな情報共有をこのツール上で一元的に行うことで、メンバーのタスク管理がスムーズになります。ツール導入以降、Notionのページがサークルのポータルサイトのような存在になり、活動の幅も広がったと実感しています。団体での使用で活躍するだけでなく、タスク管理という点でかなり自由度が高いので、個人での使用にもおすすめです。
H.T.さん
工学院 情報通信系 学士課程2年
Slack スラック
学生から教職員まで、東工大に所属している人たちをつなぐコミュニケーションアプリです。大学からのお知らせや授業の連絡はSlack上でも行われており、東工大でのキャンパスライフを支えてくれています。また、1つのアカウントで複数のワークスペースを作成することができるので、サークルや授業、研究室など所属するコミュニティごとに管理ができて、大学生活では大活躍です。このほかにも、おすすめの機能や特長がたくさんありますので、ぜひ東工大に入学してその魅力を発見してみてください。
E.F.さん
生命理工学院 生命理工学系 学士課程2年
可能性∞ツール
AI技術で未来をつくる
ChatGPT チャットジーピーティー
全世界で注目を集めているAIチャットサービスです。私は英語で資料を作成するときの翻訳ツールの1つとして活用しています。自分で考えた英文がアカデミックな表現に適しているか、同じ表現を繰り返していないかを即座に確認できるので、より洗練された英文を作成することができます。時には自分では思いつかないようなアイデアをもたらしてくれるので、好奇心が刺激されること間違いなしです。ただ、間違った回答を導き出すこともあるため、AIに頼り切りになるのではなく、自分で考えたり情報を検証したりする姿勢は常に意識していかなければなりません。
T.S.さん
理学院 物理学系 修士課程2年
本インタビューは東京工業大学のリアルを伝える情報誌「TechTech ~テクテク~ 44号(2024年3月)」に掲載されています。広報誌ページから過去に発行されたTechTechをご覧いただけます。
(2023年11月取材)