留学体験記 — 渡辺真央さん

経験豊かで優秀な学生たちに囲まれ再生可能エネルギーを学ぶうえでこれ以上ないと思える経験に。

渡辺真央さん渡辺真央さん

環境・社会理工学院 融合理工学系

派遣時学年:
・超短期派遣プログラム:学士課程 1年 8月
・派遣交換留学:学士課程 3年 10月 ~ 学士課程 4年 8月
  • 01

    超短期派遣プログラム

    ベラデニヤ大学

    スリランカ
    スリランカ

  • 02

    派遣交換留学

    ミュンヘン工科大学

    ドイツ
    ドイツ

渡航先として考えもしなかった国に留学

高校生の時、東工大のオープンキャンパスに参加して無電化地帯での太陽光発電による電化プロジェクトに関する模擬授業を受けたことを機に、再生可能エネルギーや国際開発への興味が芽生えました。そのため、入学した最初の夏に新興国に行きたいと考えていたのですが、一人で海外を旅したことがなかったので、最初のステップとして超短期派遣に参加しました。スリランカは渡航先として考えたこともなかった国でしたが、「面白そう!」と直感的に決めました。スリランカ人で東工大の卒業生でもあるクマーラ先生(現・名城大学外国語学部長)の引率の下、スリランカのほぼ全土を十数日かけて巡りました。言葉をなくすほど美しい大自然と非常に長い歴史が共存した国で、人々も温かく、この貴重な経験をきっかけに海外に出るハードルも下がったと感じます。

ヨーロッパ諸国を巡る旅で長期留学を決意

学士課程2年生の夏にEPATS※を通じてヨーロッパ諸国の再生可能エネルギーにまつわる大学や企業などを十数日かけて巡りました。ドイツを訪れた際に、再生可能エネルギーの普及が圧倒的に進んでいたこと、現地の人々からドイツの文化や日常生活について話を伺い興味を抱いたことから、長期でドイツに滞在したいと強く思うようになりました。そこで、旅の中で訪れたトップ大学のひとつであるミュンヘン工科大学(TUM)が研究施設や教育環境が充実しており、現地の学生から話を伺い具体的に留学生活のイメージができたことから、帰国後にTUMへの派遣交換留学に応募しました。

EPATS:短期海外研修への参加を通して、東京工業大学の学生をはじめとした日本の大学生にグローバルな意識・視野と能力の涵養を目的として活動するコミュニティー

優秀な修士学生たちから刺激を浴びる日々

当時学士課程3年生だったのですが、ドイツ語があまりできなかったため、英語で授業が行われる現地の修士コースに参加しました。再生可能エネルギーの中でも特に風力発電に関心があり、関連科目を履修しました。最も面白く感じた授業は「Computational Fluid Dynamics(数値流体力学)」で、流体解析の様々な手法を学び、実際にシミュレーションなどを行いました。グループワークの授業であったため、3人の修士学生と一緒に演習を解き、解析結果を分析し、レポートにまとめ、最終プレゼンを行いました。それ以前にプログラミング経験がほとんどなく、経験豊かで優秀な修士学生とともにグループワークを行うことになったため、当初は不安でいっぱいでした。しかし、彼らに追いつきたい一心で勉強を続けていくうちに、自分でも満足のいく解析結果を生み出すことができるようになりました。分析する過程では同じグループの学生たちとの議論を通じて新しい視点や知識を得られました。数値流体力学に関する知識だけでなく、TUMの学生との交流を深めることもでき、大変有意義な経験となりました。

友達とのランチ
友達とのランチ

寮のあるオリンピック公園
寮のあるオリンピック公園

STORY夏のミュンヘンは最高!

夏のミュンヘンは快晴が多くて湿度が低く、気温もちょうどいい感じでとても過ごしやすいです。そのため、天気が良い日には平日でもたくさんの人が大きな公園を訪れ、みんな日光浴をしたり、川で泳いだりしています。あまりにも水着の人が多いので、自分がまるで海岸にいるかのように感じたほどです(笑)。20時まで日が出ているほど日照時間も長く、ビアガーデンで夕日をバックにビールを飲んだり、公園を散歩したりと、日本では経験したことのないような放課後を友達とのんびり過ごせたのも非常にいい思い出となりました(もちろんちゃんと課題が終わってからです 笑)。

Adviceきっとこれからの人生に影響を与えてくれる人や経験に出会える

早期留学の最大のメリットは、留学の経験をその後の進路選択に活かせる時間が長いことです。学士課程での留学は専門力が不足して難しいと言われることもありますが、それは目的とモチベーション次第だと思います。ぜひ早期からの留学も検討してみてください!

バーベキューを開催した時

バーベキューを開催した時

1日のスケジュール

ミュンヘン工科大学

  • 6:00 起床
  • 7:30 登校
  • 8:00 授業・座学(流体解析)
  • 10:00 授業・ドイツ語
  • 12:00 友人と学食で昼食
  • 13:30 演習・解析(流体解析)
  • 15:00 買い物
  • 16:00 帰宅
  • 17:00 勉強
  • 18:00 友達と夕食。ビアガーデンやレストラン
  • 21:00 帰宅
  • 22:00 授業の予習や復習
  • 24:00 就寝

海外留学のてびき

本インタビューは、留学に向けた準備、派遣交換留学を中心とする各種海外留学・インターンシップの紹介、留学体験談等、留学に関する情報を掲載した「東工大生のための海外留学のてびき 2020」に掲載されています。詳細は『海外留学のてびきouter』ページからご覧いただけます。

(2019年取材)