東工大の誇る教養教育とキャリア教育

東工大は、教養教育とキャリア教育に力を入れています。理工系の専門分野を卓越させ、それを社会へつなげていくためには、「自分は何をして生きていくのか」という問いに答える専門能力に加えて、「何のために生きていくのか」を考える幅広い教養と、「どのように生きていくのか」を考えるキャリア能力が必要です。
生涯を通じて自己の指針となり得る教養教育とキャリア教育は、東工大の伝統的な教育体系である「くさび型教育」、すなわち教養教育と専門教育を有機的に関連させ、知識や能力をスパイラルアップさせる教育体系において、重要な位置づけです。

東工大の誇る教養教育とキャリア教育 東工大の誇る教養教育とキャリア教育

教養教育

東工大の教養教育群は、オリジナリティーにあふれています。学士課程から博士後期課程まで、それぞれの課程で学ぶべき科目が取りそろえられており、学生が自ら学び自分を育て、仲間と学びともに成長していくことができる教養です。
素晴らしい研究をしたいのであれは、自分の好きな専門分野だけでなく幅広い分野の基礎学力は必須です。また、価値ある研究を世界に広めたいのであれば、英語圏だけでなく、異文化の理解は欠かせません。研究が自分や周囲の人々、社会とどのように関わっているのか、世の中で理工系分野の立ち位置を見極めるには、文系教養が役に立つでしょう。
多彩な教養科目群は、「東工大生が身につける力」につながっています。

教養教育 教養教育

理工系の基礎といえば

理工系分野の教養と言えば、数学、物理学、化学、生命科学。どの専門分野にも必要な基礎知識ですから、学士課程1年目にしっかりと学修します。また、宇宙地球科学、図学、情報、環境教育といった科目などのほか、科学・技術の奥深さ、楽しさを発見し、理工系の専門を学ぶ動機が得られるような「科学・技術の最前線」や「ものつくり」などの科目も選択できます。

東工大流の文系教養

東工大の文系教養科目は、学士課程から博士後期課程まで、仲間との刺激的な交流の中で、世界を知り、自分自身の可能性を探究しながら、自ら問いを発し、感じ、考え、発言し、行動する力をダイナミックに養っていきます。

世界を知るには

英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、イタリア語、韓国語だけでなく、古典ギリシア語、ラテン語の授業もあります。理工系大学でありながら、なぜこれほど多様な言語が用意されているのかは、東工大では全世界から1,200名以上の留学生が学んでいるという事実からもわかります。日本の理工系分野が世界をリードし続けるには、異文化理解が必須です。語学を通じて、世界を学ぶのです。

健康的な生活を送るには

ウェルネス科目では、生涯にわたり健康な生活を送るための基本的リテラシーを、講義とスポーツ実践を通じて身につけます。脳の発達、ストレスコントロールなど、スポーツの力が科学的に証明され、ますます注目の分野です。

日本を学ぶ

日本語・日本文化科目は、留学生のための科目です。留学生のニーズとレベルに合わせて、多様なクラスを用意しています。例えば、日本文化を学びながら、日本語が上達するようなクラスもあります。

学校の先生になる

「科学に興味を持ったのは、学校の授業だった」ということ、ありませんか。理工系が得意だからこそ、その楽しさを伝えられるはずです。中学校の数学、理科、高等学校の数学、理科、情報、工業の教員免許状が取得できます。

キャリア教育

社会において「何をして生きていくか」を学ぶ専門教育、「何のために生きていくか」を考える教養教育とあわせて、「どのように生きていくか」を考え、それに必要な能力を身に付けるための科目をキャリア教育として提供しています。理工系人材として、東工大の学生ならではのキャリアを考えるための科目を提供しており、特に修士課程、博士後期課程及び専門職学位課程では、キャリア教育のカリキュラムを学修します。

例えば、自分のキャリアデザインを考える講義、インターンシップ科目、企業人、起業経験者、NPO活動従事者など多彩な講師によるキャリア開発講義、教育経験や他機関での研究実践、マネジメント実践の科目などがあります。イノベーション人材養成機構が理工系人材全般の共通的な科目を実施します。専門分野との関連性も考慮した科目は、学院と協力して開講します。

修士課程・専門職学位課程

実社会で活躍する理工系人材となる学生に、基本的なキャリア感を育成し、方法論などを学ぶ科目があります。就職する学生にも、博士後期課程へ進学する学生にも役に立つ内容で構成しています。

博士後期課程

アカデミアを目指す学生、産業界を目指す学生、それぞれが、新たな学問領域や研究領域の開拓をリードする人材となることを期待し、様々な科目を開講しています。
基礎的な知識やスキルを学ぶ科目のほか、各学生のキャリアプランや関心に対応する研修科目(インターンシップ、海外研修、ティーチング、プレゼンテーション等)があり、社会に貢献する人材の育成を目指します。

お問い合わせ先

東京工業大学 総務部 広報課

Email : pr@jim.titech.ac.jp