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東工大レゴ同好会
作品展示やワークショップでレゴの魅力を広める
東工大レゴ同好会は、作品の制作を楽しむのはもちろんですが、工大祭などのイベントでの作品展示や、近隣の小学生・未就学児に向けたワークショップを開催し、レゴの魅力を広める活動もしています。
工大祭では毎回「東工大レゴワールド」と題し、歴代の大型作品や個人作品を展示しています。これまでに大型作品として、大岡山キャンパスの本館、附属図書館、Taki Plaza、浅草の雷門などの作品をお披露目してきました。
本館（「東工大レゴワールド」にて展示）
附属図書館（「東工大レゴワールド」にて展示）
Taki Plaza（「東工大レゴワールド」にて展示）
雷門（「東工大レゴワールド」にて展示）
ワークショップは、近隣の小学校や大田区の施設などで小学生や未就学児に向け、年に2回ほど開催しています。
大田区立清水窪小学校でのワークショップは長年続いている大切な活動の一つです。教育的な意味合いを持つワークショップで、「ものつくり力」「想像力」「空間把握能力」などの向上をテーマに、20人ほどの小学生にレクチャーを行っています。低学年に向けては動物などを好きなように組み立ててもらいます。高学年では複雑な図形を様々な方向から見て、その図形を再現してもらいます。子供たちの好奇心旺盛な姿や素直な反応に直接触れるのは新鮮で、教えがいもあり、サークルメンバーも毎回楽しみにしています。
大田区の施設「田園調布せせらぎ館」では、ミニキットを用いてワークショップを行います。開催時期や参加者に合ったテーマで作品を考案、キットや説明書などを準備し、参加者には組み立てに挑戦してもらいます。クリスマスの時期にはクリスマスリースやプレゼントボックスをモチーフにした作品の制作などを企画しました。毎回予約がすぐに埋まってしまうほど大好評のワークショップです。
その他、外部からの依頼で展示物の制作を行うこともあります。
企画から制作まで、すべて自分たちの手で
作品展もワークショップも、企画、設計、発注、制作のすべてをメンバーで協力して行っています。テーマ選びやレクチャーの準備なども重要です。テーマが決定したら、パソコン上でレゴの設計ができる「Studio」というソフトを使って設計します。実際に設計図通りに組めるのか、より美しく強度の高い組み方はあるかなど、みんなで検証・検討し、ブラッシュアップしながら制作方針を決定します。方針が決まったら設計図から必要なパーツを算出し、ブロックやプレートといったおなじみのアイテムの他、特殊なパーツなど、海外からも取り寄せて準備します。
レゴで遊んだことのある子供たちだけでなく、レゴに触れたことのない子供たちにもレゴの楽しさを伝えるワークショップの運営は、根気が要りますが、最後には達成感を得られます。
学内で開催したワークショップ
仲間がいるから、可能性が広がる
レゴは1人でも楽しむことができる活動ですが、仲間とともに取り組むことでさらにその魅力を強く感じることができます。他のメンバーの視点やアドバイス、批評を通してより高いレベルの作品に挑戦できたり、人手があることで巨大な作品に挑んだりすることも可能となります。
巨大な作品を作るには数千以上のパーツが必要ですが、サークルにはパーツもたくさんあるためメンバーの知恵を結集して大きな挑戦をする機会もあります。
発想を広げ、技術を磨くために
自分たちの技術を磨くための活動も行っています。不定期で開催する「組み換えコンテスト」はその一つです。市販のキットを用いて、手順書などに依らず自分の発想力のみで好きな作品を組み立てて競うコンテストで、新たなレゴの使い方を発見でき、創作意欲が高められます。
レゴ®オフィシャルハブイベント「Japan Brickfest」という外部のコンテストに出品することも可能です。個人での出品になりますが、メンバーからアドバイスをもらいながらチャレンジすることで、より高次な作品の出品につながります。
これらの活動を通して表現力・企画力を身に付けたり、ワークショップを通して、人前でわかりやすく説明するスキルなども磨かれます。
競わずに協力しあうフラットな雰囲気
部室での活動の様子
レゴ制作は何かを競ったりするものではないので、厳しいルールや緊張するような人間関係はありません。日頃は部室にあるレゴを自由に組み合わせて思いのままに作品を制作したり、設計した作品を見せ合ったりして、和やかな雰囲気のなかで活動しています。
イベント開催時は、イベント成功に向けて全員で奮闘するため忙しくなりますが、参加者に喜んでもらえるようみんなで協力しあっています。他大学の学生も活動に参加していて、工大祭などのイベントを通して協力しながら交流を深めています。
新入生へのメッセージ
幼い頃夢中になったあのレゴにもう一度触れてみませんか？ 初めてレゴに触れる人にも、またやりたいという人にもおすすめです。
レゴ同好会の所有するレゴブロックの数は圧倒的で、創作活動の幅が広がります。ワークショップを通してコミュニケーション力も磨けます。大学生になって取り組むレゴには新たな発見があるかもしれません。見学だけでもぜひ一度来てみてください！
サークル概要
- サークル名： 東工大レゴ同好会
- 設立： 2013年（2018年に公認）
- 部員数： 22名（2023年1月現在）
- 活動日： 水曜日
2023年4月掲載
