2025年度入試から理学院・工学院の総合型選抜に一般枠を導入 女子枠導入に加えて、より多様な入学者を受け入れるために

東京工業大学では、ダイバーシティ＆インクルージョンのさらなる推進を目指し2022年11月10日に女子枠の導入を発表したところですが、より多様な入学者を受け入れることを目的に、2025年4月入学者の入試から、理学院と工学院の総合型選抜に性別によらず出願できる一般枠を設けます。これに伴い、理学院の学校推薦型選抜を廃止します。なお、すでに発表した女子枠数の変更はありません。

今回発表する新たな一般枠に関するそれぞれの詳細は以下のとおりです。

理学院の学校推薦型選抜（募集人員8人）を、2024年度入試を最後に廃止し、2025年度入試から総合型選抜に新たに募集人員8人の一般枠を設けます。

理学院ではこれまで学校推薦型選抜により、理学における高い能力を示す活動実績を持つ学生を受け入れてきました。今回、この学校推薦型選抜の趣旨は変えずにより多様な人材を受け入れることを目的に、同様の活動実績^※を持つ学生を推薦の必要なく広く一般から受け入れることとしました。総合型選抜の一般枠では、活動実績報告書の内容を重視し、面接により理学に対する適性・素養・説明能力を評価します。総合型選抜の一般枠に合格した学生は出願時に申請した希望する系に所属することができます。
なお、理学院の総合型選抜では一般枠と女子枠の併願はできません。

工学院の総合型選抜に2025年度入試から新たに募集人員17人の一般枠を設けます。

工学院は従来の総合型選抜では、機械系、システム制御系、電気電子系、情報通信系、経営工学系の学問分野に強い興味を抱き、柔軟な発想力と、その発想を他者と共有するための説明力および他者の発想を理解できる能力に秀でた素質をもつ学生を受け入れてきました。工学院では今回、この従来の総合型選抜を廃止し、国際経験を含む多様な経験により工学分野に強い興味を持つ傑出した学生を広く受け入れることに主眼を置き、2025年度入試から総合型選抜に新たに募集人員17人の一般枠を設けることにしました。そして、面接において数学・物理に関する課題への説明能力と、もっとも興味をもった理数系トピックをふまえた志望動機の説明により評価します。
なお、工学院の総合型選抜では一般枠と女子枠の併願はできません。

本学では、2022年11月10日に女子枠の導入を伴う総合型選抜・学校推薦型選抜の刷新を発表し、2022年12月21日に共通テストに情報科目が導入されることに伴う各教科の配点等を発表しました。これに加えて今回、理学院と工学院の総合型選抜に一般枠を導入することを公表しました。以上の変更をまとめた各学院の新しい選抜の概要は「令和6年度及び令和7年度大学入学者選抜について（予告）（第3報）」をご確認ください。
また、本学は東京医科歯科大学と大学統合することについて基本合意書を締結していますが、大学統合に伴って受験生に影響のある事項について、2023年4月11日に発表しました。
これまでの発表をまとめた資料「2024年4月以降の入学者対象の総合型・学校推薦型選抜（2023年4月版）」および2023年10月に公表した情報理工学員の募集人員増加の情報も反映した資料「2024年4月以降の入学者対象の総合型・学校推薦型選抜（2023年10月版）」も併せて参照してください。
なお、入試に関する確定情報は、必ず当該年度の入学者選抜要項および募集要項を確認してください。

お問い合わせ・取材申し込み先

D&I入試改革担当

Email d-and-i-nyushi@jim.titech.ac.jp

※: 2023年10月25日 16:40
本ニュースに関連する情報「2024年度入試から情報理工学院学士課程の募集を40人増員」および一般選抜（前期日程）募集要項が公開されたため、入試内容に誤解が生じないよう、資料「2024年4月以降の入学者対象の総合型・学校推薦型選抜」を4月版から10月版に差し替えました。

2025年度入試から理学院・工学院の総合型選抜に一般枠を導入

理学院

工学院

2024年4月以降の入学者対象の総合型・学校推薦型選抜まとめ

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