東工大の裏名所

広くてきれいなキャンパスが自慢の東工大。実は東工大生も知らない意外なスポットが存在します。大岡山キャンパスの普段は入ることのできない隠れた裏名所を、特別な許可を得て徹底レポートします。

緑が丘地区

東京都目黒区と大田区にまたがる、緑豊かな東工大大岡山キャンパス。ここでは、季節の移り変わりが気温だけでなく、葉の色づきなどの視覚的な変化からも感じられます。まずはそんな"東工大の自然"をご紹介。

緑が丘地区の通りは爽やかな木漏れ日の下、気がつけば走り出したくなる様な心地よさ。季節の草花たちが優しく見守ってくれます。

緑が丘地区の通りは爽やかな木漏れ日の下、気がつけば走り出したくなる様な心地よさ。季節の草花たちが優しく見守ってくれます。

ここは東工大名物の「いちょう並木」。東工大の学生自慢の名スポットです。学生だけでなく、地域の人たちも銀杏を拾いに来たりするので、ちょっとした地域交流が生まれる場所にもなっています。
ここは東工大名物の「いちょう並木」。東工大の学生自慢の名スポットです。学生だけでなく、地域の人たちも銀杏を拾いに来たりするので、ちょっとした地域交流が生まれる場所にもなっています。
こんなところに鳥の巣が!思わぬ発見があるかもしれません。
こんなところに鳥の巣が!思わぬ発見があるかもしれません。

column: キャンパス内で感じる四季の移ろい

通学の途中、ふと目を向ければ緑が丘の自然が広がっています。春には桜、秋には銀杏がキャンパスを彩り、東工大に四季の移ろいを教えてくれます。そんな都会のオアシスは、勉強に疲れた時や少し息抜きをしたい時に打って付け!また、建築系の学科が拠点を置く緑が丘キャンパスの校舎は、他のキャンパスに比べてちょっぴりおしゃれな造り!時間の少ない東工大生には貴重なデートコースになるとかならないとか!? 桟橋の向こうは素敵なエリアなのかもしれません。

「葉がギザギザで葉脈が太い。それに...」、こんな風に思ったあなたは"理系人間"!

裏名所1

クリーンルーム

クリーンルーム

ここはとある施設の地下室。1台数億円と噂される「電子ビーム露光
装置」があります。果たしてその実態は...?

  • 外部からの埃や光から厳重に隔離されたクリーンルームに入るため、クリーンウェアを着用が必要になります。

    外部からの埃や光から厳重に隔離されたクリーンルームに入るため、クリーンウェアを着用が必要になります。

  • シリコン基板。ここに最小10nmの溝を書き込むことができる装置なのだとか。

    シリコン基板。ここに最小10nmの溝を書き込むことができる装置なのだとか。

いよいよ「電子ビーム露光装置」とのご対面。稼働中も動作音がほとんどしないのが印象的です。

いよいよ「電子ビーム露光装置」とのご対面。稼働中も動作音がほとんどしないのが印象的です。

column: 世界でも有数の性能を誇る、半導体製造装置

様々な機器を使用して室内の温度管理が徹底されたクリーンルームで、噂の「電子ビーム露光装置」を発見!これが世界でも有数の性能を誇る半導体製造装置の正体です。
暗い地下の一室で稼働するこの装置が、世界最先端を誇る東工大の電子工学の研究を日夜支えているのです。

裏名所2

管理区域(使用施設)許可なく立ち入りを禁止します

加速器

桁はずれの電位差を作りだし、荷電粒子を加速させる装置=「加速器」。これが未知のエリア・北地区のとある実験棟に存在します。

放射線の管理区域に入ったところに「加速器」があります。

放射線の管理区域に入ったところに「加速器」があります。

  • 実験棟の2階には様々な電子機器がところ狭しと並んでいます。

    実験棟の2階には様々な電子機器がところ狭しと並んでいます。

  • 加速器の先には、真空度の高い管が伸びて実験室まで繋がっています。

    加速器の先には、真空度の高い管が伸びて実験室まで繋がっています。

  • その先の実験室では、加速器から発生された様々な粒子を使って研究をしています。

    その先の実験室では、加速器から発生された様々な粒子を使って研究をしています。

column: 技術革新の速さを目の当たりに

放射線を防ぐ分厚いコンクリートの扉の先に加速器はあります。「加速器」と聞いて思い浮かべる円形で広大な施設のイメージとはまるで別物で、直径2メートルはあろうかという、ガスタンクのような加速器が部屋を占拠しています。

この加速器が導入されたのはもう何十年も前のことです。生命や宇宙の起源を解明したり、時には昔の陶磁器の制作時期推定に用いられたりと、様々な分野の研究に欠かせない機能を発揮し続けています。学生実験でも実際に使用するチャンスがあるとのことで、「研究者の卵」である東工大生にとっては好奇心をおおいにかき立てる存在なのです。

裏名所3

謎の地下空間

謎の地下空間

創立からの長い歴史を有する東工大には、「地底」があるとの噂。そこには何が存在するのでしょうか?

  • その現場がここ、「西1号館」。なにやら地底には"巨石"が存在するとのこと。

    その現場がここ、「西1号館」。なにやら地底には"巨石"が存在するとのこと。

  • 地下階に続く階段を降りていくと、奥に続く扉を発見。扉には『化学科工作室』の文字が。

    地下階に続く階段を降りていくと、奥に続く扉を発見。扉には『化学科工作室』の文字が。

  • 何年も前の設計図を発見。さらに地下深部へと進んでいきます。

    何年も前の設計図を発見。さらに地下深部へと進んでいきます。

  • 昔の文字を発見! この場所はまるで昔のタイムカプセルのようです。

    昔の文字を発見! この場所はまるで昔のタイムカプセルのようです。

人ひとり通れそうなコンクリートの切れ目と、それを封鎖するブロックの壁。この奥には「シャワー室」があり、かつてはこの入り口と繋がっていたとか。現在では用途不明な地下空間がそこにはありました。

人ひとり通れそうなコンクリートの切れ目と、それを封鎖するブロックの壁。この奥には「シャワー室」があり、かつてはこの入り口と繋がっていたとか。現在では用途不明な地下空間がそこにはありました。

裏名所4

夜の東工大

外に出るとあたりはすっかり暗闇に。人が少なくなり、ほのかにライトアップされたこの"夜のキャンパス"も、あまりお目にかかれない名所といえるでしょう。

奥の測定室では加速器から枝分かれしたラインが各種の測定機器に繋がり、より高性能な物質の開発研究が行われています。