未来のグローバル理工人たち

やりたいと思ったことがやれる。この大学には、チャンスがたくさんあります。松戸 里紗さん 生命理工学部 生命工学科 学部3年

東工大を目指すことになったきっかけ

松戸 里紗

そもそも生命系の勉強がしたいという思いは、小学校の5、6年生からありました。お台場の日本科学未来館に行ったのが最初のきっかけです。そこで、脳の輪切りの展示物を見て、それに本当に感動したんです。将来、こういうことをする仕事がしたいと強く思いました。同じ頃、養老孟司さんの『バカの壁』を読んで、「人体ってすごい」と思って・・・この2つの出来事がきっかけで、自分のやりたいことが決まりました。
微生物・DNAの研究がしたかったので、生命系の学部に行きたくて、さらに東京以外のエリアは考えていなかったので、受験するとしたら東大か東工大しかありませんでした。とりあえず見てみようと思って、東工大の資料を取り寄せて、学校を見学しに来ました。
実際に東工大のキャンパスを見て、印象がガラッと変わりましたね。なんとなく機械的で無機質なイメージだったんですけど、全然違いました。緑も多いし、広いし、とてもノビノビしてました。

実は、キャンパスは緑が多いところじゃないと嫌だと思ったんです。学校を選ぶ基準の中でも、そこが一番。他の大学も色々見て回りましたが、ビルばっかりの所が多い中、東工大はキャンパスの雰囲気が本当に良くて、一気に印象が良くなりました。
数学がそこまで得意ではなかったこともあって、周囲には「東工大は難しいんじゃないか」って心配されてたんですけど、見学に来たときの夕日があまりに綺麗で、周囲の意見を覆してでも頑張ろうって思えるほど感動しましたね。

東工大のキャンパスは本当に大好きです。広くて開放感があるのがいいし、ウッドデッキも好きだし、芝生が多いのも好きです。大学生はみんな芝生で寝転がるもんだと思ってたんで、実際に入学して、芝生に寝転がって、夢がかないました(笑)。

東工大に入ってみて

とにかく自由なところが好きです。学生に何でもさせてくれます。実験も自由にできるし、機材も他の大学に比べて充実してるし、実験試薬も申請すれば購入してもらえるので、授業に関係なく実験をすることができます。やっぱり実験は授業で勉強したことを裏付けてくれるので、すごく重要です。だから実験したい、と思ったときにできるこの環境はいいなあと思ってます。

また「ものつくりセンター」では、材料も機械も無料で提供してくれます。私は以前ここでアンプを自作しました。そういう、学生の興味や「ものつくりの文化」を大学が後押ししてくれるところが好きですね。

松戸 里紗

学生はみんな本当にまじめな人が多いです。大学生なのでもちろん少しは遊ぶんですが、遊ぶだけじゃなくて、みんな勉強もちゃんとやります。やる時はやる、というタイプが多いです。
あとは男子がみんな女子に優しいですよ。人数が少ないからでしょうか(笑)。

東工大で今、打ち込んでいること

東工大で今、打ち込んでいること

世界第3位に輝いたBIOMODの大会参加メンバーたちと。
世界中の名だたる大学からの参加チームとプレゼンで競い合った。

中高時代は勉強ばかりで、大会に出たり、イベントの企画をしたりという経験がなかったので、大学に入ったらそういうことをしよう!と思っていました。そこで去年、「BIOMOD(International Bio-Molecular Design Competition)」という生体分子デザインコンペティションに、有志のチームで参加しました。
国際大会だったので、開催地のハーバード大学まで行って、ハーバード大学やコロンビア大学、カルフォルニア大学、といったそうそうたるメンバーの前で「生体分子ロケットの構築」というテーマでプレゼンをし、なんと世界3位に輝くことができました。その他にも全部で5つの賞をいただきました。大会までは毎日夜遅くまで研究室で議論していて本当に本当に大変でしたけど、こういうことをやってみたかったのでとても充実した日々でしたし、世界3位というすばらしい結果で終われたので、とても感動しましたね。

あとは今、弁理士の資格の勉強をしています。弁理士の資格は、特許関係で理系ならではの強みが活かせるし、生命科学という分野においても需要があるんじゃないかと思います。東工大の専門分野は特許を取ることも多いので、東工大の中でも弁理士の資格を取っている人は毎年たくさんいるみたいです。私の周りにはいないんですけどね。今のところ勉強は順調ですが、やっぱり難関なので、毎日頑張っています。

音楽も好きなので、大学生っぽく友達とバンドを組んだりしています。私はベースとボーカル担当です。ベースは大学に入ってから始めました。ライブにも出たりしてるんですよ。でも生命科学は3年からすずかけ台キャンパスに移って、さらに授業や課題も忙しくなって、練習量が減ってるのが悩みです・・・。

将来の夢について

松戸 里紗

弁理士の資格の勉強をしていますが、そちらの道に進むというよりは、やっぱり研究者になりたいなぁと思ってます。昔から研究者になりたいとは思っていましたし。小学生のときの日本科学未来館での感動は忘れられないです。

最近は開発系に興味があります。食品会社の研究所とか。研究者といっても色々あるので、自分のやりたいことのできる環境を選びたいと思っています。

ミニコラム My Tokyo Tech Life

  • 所属しているサークル/部活動は?

    「ジャグてっく」というジャグリングのサークルに所属して、バルーンアートをやっていました。
    きっかけはただ勧誘されたからなんですが、その先輩がとてもいい人だったので入りました。
    でも3年になってキャンパスがすずかけに移ったので、残念ながらサークルは引退しました。
    あとは去年のBIOMODのチームがサークル化するらしいので、サポートとして参加する予定です。

  • 一番好きな授業・研究や、印象に残っている授業・研究は?

    やっぱり実験が一番楽しいです。タンパク質の合成とか微生物の中の遺伝子を変えたりとか・・・。教科書に載っていることを実際に試してみて、自分の目で結果が見れるから有意義ですよ。あとは試薬の使い方が贅沢でびっくりしました。国立大学ってすごいなあって思いましたね。

    1年生の時は教養なので、物理実験、化学実験、生物実験などなど色んな実験をやりますよ。どれも面白かったです。授業より実験のほうが好きですね。ちなみに中学の時に生物部だったので、解剖とかは割と平気です(笑)。

  • アルバイトはしていますか?

    塾講師のアルバイトと法律事務所でのアルバイトをしています。2つ合わせて週に4日くらいはバイトしてます。
    塾講師は理系だけでなく、文系も割と得意なので全教科教えてます。法律事務所では、事件の資料を読んで、提出用の資料を作って、チェックしてもらって、裁判所に提出するという仕事をしています。
    弁理士の資格に興味を持ったのは、このアルバイトがきっかけです。

松戸 里紗

Profile

松戸 里紗(Risa Matsudo)

  • 生命理工学部 生命工学科
  • 学部3年生 東京都出身

高校生、受験生に向けて一言!

将来自分がやりたいことを考えて、学部を選んでほしいです。それが、東工大にあるなら、是非来てほしい。安易に偏差値で考えるのではなく、自分が何をしたいかを考えてほしい。

もしやりたいことが明確に決まらなくても、東工大には理系学科が全部あります。入ってからゆっくり考えることもできます。
東工大は自分が何かを求めれば絶対に応えてくれます。自分がやりたいことのためのやり方を教えてくれます。

大学に入ったら受動的にならずに、自分から動いてどんどん機会をつかんでほしいです。そのチャンスが東工大にはたくさんありますよ。

(2013年取材)