未来のグローバル理工人たち

「同じ情熱を持つ仲間」がここにはいます。森下 玲さん 理学部 地球惑星科学科 学部3年

東工大を目指すことになったきっかけ

東工大を目指すことになったきっかけ

出身が高知県なんですが、高知県は化石の産地と言われる程、日本でも有数の化石採集が盛んな場所。子供の頃から化石採集が楽しくて、地球科学の研究者になりたいという夢を持っていました。
地元の大学でも地球科学を学べるところはあったのですが、地球科学の中でも自分の興味のある分野ではなさそうだったので、やりたいことができる大学探しをしていたときに東京工業大学を知りました。
東工大は自分の学びたい分野である「地球進化学」という分野で世界ランキング1位だと紹介されていて、「世界1位ってすごいじゃん」と思って、すぐに地球惑星科学科のサイトを見ました。サイトでは研究内容が詳しく紹介されていたのですが、それが興味のど真ん中だったので、食い入るように見ましたね。自分が読んだことのある専門書の著者が東工大の先生だったことや、理系で最先端の研究をやっていることが分かって、一気に興味が深まり、東工大が自分の志望校になりました。

高校2年の終わりに東工大を受けることを決めたので、担任の先生は面喰らってましたね。他の大学も一応調べたんですが、ずば抜けてやりたい研究分野があるのが東工大だったので、もう東工大以外考えられなかったです。

受験勉強時代について

一浪して入学したんですが、受験勉強はほんとに大変でした。成績が伸び悩んだり、壁にぶつかることもしばしばありましたが、それでもそんな大変な時期を頑張れたのは、将来は絶対研究者になりたかったし、そんな自分にとって東工大以上の大学はない、と思ったからです。
研究のための設備も予算も、最高レベルの教授陣も、全て自分が求めている環境だと思って、必死で頑張りました。

受かったあとは気が抜けて、しばらく寝てばっかりいましたね(笑)。東京での一人暮らしも不安でしたし、浪人したこともあって、勉強についていけるかが不安でした。

東工大に入ってみて

東工大に入ってみて

岩石をじっくりと覗く森下さんの表情は真剣そのもの。未来の研究者の顔が、そこにはあった。

勉強に関することで、今のところ、裏切られたことはひとつもありません。授業は本当に高度で専門的でレベルが高い。「必死でやらないとついていけない」と感じるくらいなので、すごいことが学べるという意味では、期待通りの大学でした。
最初はペースがつかめなくて、1年の前期のテストでは平均点からマイナスだったので、「これは本気でやらないとまずい」「留年するんじゃないか」と焦りましたが、1年後期からは、慣れてきました。2年からは地球科学の専門分野が授業で出てきたので、「これだけは負けてたまるか」という思いで勉強しています。
何より嬉しいのは、東工大には自分と同じように興味のあることに強い情熱を持っている人が多かった、というところです。自分が大好きな地球科学の分野の話をしても、友達が皆、飽きずに真剣に聞いてくれるんですよ。高校時代はウザがられたのに(笑)。
自分もこの前、数学科の友達と話をしたんですが、彼は自分のやっていることを本当に楽しそうに話してくれました。言ってることは全然分からないんですけど、すごく顔が輝いてて楽しそうだし、自分もこうなんだなぁと思いながら話を聞いていましたね。
あとは自分の分からないことを誰かに聞くと、皆本当に丁寧に教えてくれます。それぞれ色んな得意分野を持っている人がいるので、そういう人たちが集まると刺激的で楽しいです。
この大学の好きなところは本当に多いですね。

将来の夢について

将来の夢について

4年生からは研究室に入ることになりますが、まずは大学院を目指すつもりです。その後は大学に残ってさらに研究を続けるか、就職するかはまだ決めていません。

今一番興味があるのは、噴火や地震などの災害の予測について。これまで人間が生きてきた長い歴史の中で、何度も災害が起きていて、地層や岩石の中にはそういった過去の災害のデータが含まれていることがあります。その情報をどんどん集めて分析し、地球に対する理解を含めることで、今はまだできない正確な災害の予想・予防ができるんじゃないかな、と個人的には考えています。本当にできるかどうかはわかりませんけどね。

自分が「好き」というだけでなく、社会に還元できるような研究を仕事にしたいと思っています。

ミニコラム My Tokyo Tech Life

  • 所属しているサークル/部活動は?

    天文研究部に所属しています。部員は50名ぐらい。色んな学部・学科から集まってます。
    天文的なイベントがあると、部が所持している機材を持って、富士山の5合目まで自分たちで車を運転して観測しに行ったりしています。都会では見られない星を観測できるので、ぐっとくるものがありますよ。

  • 一番好きな授業・研究や、印象に残っている授業・研究は?

    地球惑星科学科では、授業で屋外に出て地層を見たり、実際にハンマーでたたいて調べたり、っていう活動があるんですが、自分は元々野外活動をする研究者になりたいと思っているので、とても楽しかったです。
    去年の春にはグランドキャニオンまで行って地層の観察をしました。グランドキャニオンの地層に朝日が当たって真っ赤になっている光景は感動的でした。
    何年かに1度、ハワイのキラウェアまで行って火山を観察する、という授業もあります。流れてきている溶岩をハンマーでたたいたり、すばるの天文台にもいきます。これもおもしろそうなので、できれば参加したいと思っています。

  • アルバイトはしていますか?

    朝の東急大井町線大井町駅でサービススタッフをやっています。夜や昼間のシフトは授業とかぶったり、レポートの時間が取れないと嫌なので、朝だけのバイトを探しました。
    一限がある日にはシフトの融通をきかせていただいたりしているので、とても有り難いです。
    朝5時に起きて、支度して、6時40分にはバイト先に着いて、バイトが終わると大学に向かっています。

森下 玲

Profile

森下 玲(Rei Morishita)

  • 理学部 地球惑星科学科
  • 学部3年生 高知県出身

高校生、受験生に向けて一言!

自分は1回受験に失敗して浪人していますが、浪人時代は勉強をやってもやってもなかなか点数が伸びず、気持ち的につらい時期もありました。また、大学入ってもほんとに楽しいのかな、と疑心暗鬼にもなっていました。それでも諦めずに、とにかく毎日ノルマをこなしていました。

今は本当に入ってよかったと思います。理系分野で、一つでものめり込める分野があるなら、東工大はおススメです。
合格すれば本当に明るい未来が待っています。入って後悔するような環境は、東工大にはないので、楽しい生活が待ってますよ!

(2013年取材)