変幻自在な東工大女子

東工大の魅力を語る上で欠かせない、パワフルな理系女子たち。
実は、彼女たちがスゴいのは学業だけじゃないんです。変幻自在な東工大女子の「二つの顔」をご覧あれ。

光工学&弓道

大学院理工学研究科 物質科学専攻 修士2年 上野愛実さん

上野愛実さん

左:学部3年生のときは女子部の主将を担当。
全日本学生弓道選手権では個人3位入賞を果たしました。
右:実験室には、光の通る道を組み立てるためのレンズやミラーが大量に並んでいます。

大学院理工学研究科 物質科学専攻 修士2年 上野愛実さん

--大学院ではどんな研究をしていますか?
研究室では、光によって生じる物質の新しい性質を解明する研究を行っています。私自身は、太陽電池の材料にもなるシリコンを対象に、光の透過率や反射率を測定・解析して、その結果を元に、目に見えない電子の動きを可視化する研究をしています。
--どんなところにやりがいを感じますか?
私の研究は測定そのものよりもデータの解析に時間がかかるので、仮説通りの結果が見えてくるまでは地道な道のりです。だからこそ、手法を試行錯誤したり、失敗を繰り返しながらも、解析結果にひとつの筋が得られたときは「がんばってよかった!」と思いますね。
--東工大弓道部での活動の醍醐味は?
女子はどうしても人数が少ないんですが、そんな中でもチームワークを高めて、個人だけではなく団体での入賞を毎年目指してきました。念願叶って、学部4年生のときに全関東大会でベスト8進出を達成できたときは、本当に嬉しかったですね。

生命工学&バイオリン演奏

生命理工学部 生命工学科 3年 荻野紗良さん

荻野紗良さん

左:5歳から始めたバイオリンは、日本演奏家コンクールのアマチュア部門で優勝するほどの腕前!
右:試料を分離させる「遠心分離機」は、大学実験ではお馴染みの機械。

生命理工学部 生命工学科 3年 荻野紗良さん

--生命工学科を選んだ理由は何ですか?
3年生の今は講義と実験があり、実験では有機合成や、酵母を使った酵素反応の実験を行っています。原理を実験で確かめられるのは面白いですし、予想した結果が得られたときは達成感もありますね。
--バイオリン演奏を始めたきっかけは?
ピアニストである母がバイオリニストと一緒に演奏しているのを聴いているうちに興味を持ち、自分から習いたいと言ったそうです。
--学業との両立は大変だったのでは?
受験期間はバイオリンを休んで勉強に専念しましたが、受験が終わったらすぐに復帰して、鈍った腕を取り戻すように努力しました。勉強に疲れたら楽器を弾いて気分転換するなど、メリハリになる面もあります。好きな曲を自分で弾けるのは幸せですし、演奏会でお客様に喜んでいただけることが嬉しくて、それがバイオリンを続ける一番の原動力です。

電気電子工学&パンづくり

工学部 電気電子工学科 3年 国崎愛子さん

国崎愛子さん

左:教室でつくった様々な種類のパン。味だけではなく見た目にもこだわります。
右:電圧や電流、抵抗のデジタル値を読み取ることができるデジタルテスターは、実験の必須アイテム。

工学部 電気電子工学科 3年 国崎愛子さん

--電気電子工学科ではどんなことを学んでいますか?
講義では、電磁気学や回路理論などを勉強しています。学生実験では、電圧・電流などを大きくする「増幅器」や、電圧の「過渡現象」(ひとつの状態から他の状態へ移り変わる際の現象)などをテーマにして、講義で学習した内容を確認しています。
--パン教室にはいつから?
大学1年の夏から、月1回のペースで通い始めました。焼き上がりのパンが食べられるのが嬉しくて(笑)。それに、計量からこねて発酵させて焼き上がるまでの一連の流れを、ひとりでできるのが面白いと思いました。一緒に通っている高校からの友達と会えるのも楽しみになっていますね。
--電気電子工学科は、女子学生にとってどんな環境ですか?
女子が特に少ない学科で、実験チームでも女子は私ひとりなんです(笑)。でも困るようなことはあまりないですね。東工大は、勉強面でも課外活動でも自分のペースでがんばることができて、過ごしやすい環境だと思います。

ゲーム理論&伝統芸能

大学院社会理工学研究科 社会工学専攻 博士3年 ジョアンナ ジン フさん

ジョアンナ ジン フさん

左:三線で弾く「涙そうそう」の楽譜。
弦が3本の「TAB譜」に最初は戸惑ったそうです。
右:ゲーム理論研究のレポートは英語で作成しています。理論を導き出すための数式がいっぱい。

大学院社会理工学研究科 社会工学専攻 博士3年 ジョアンナ ジン フさん

--専攻している「ゲーム理論」とは、どんな研究ですか?
社会や人の動き・考えをゲーム的にとらえシミュレーションすることで、先の流れを予想したり、より良い戦略を導き出すための研究です。企業の経営戦略に用いられたり、渋滞対策など日常生活にも応用されています。シミュレーションにあたっては、膨大なデータを集めて、自分でプログラミングしたシステムを使って解析を行っています。
--三線を始めたきっかけは?
東工大のタイ人の友達に誘われて始めました。中国ではもともとバイオリンを弾いていたのですが、日本に来たからには、日本の伝統的な楽器を弾いてみたいと思ったんです。三線を通じて、沖縄民謡の持つストーリーを感じられることがとても面白いです。
--東工大を目指す女子高校生にメッセージをお願いします。
大変だけどやりがいがあって、自主的だけれど、共同で学習、研究もできる環境、そしてフレンドリーで国際色豊かな楽しいクラブ活動があなたを待っています。
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